タンパク質とパーキンソン病のお薬L-ドパの関係って?
タンパク質とパーキンソン病のお薬L-ドパの関係をご存じですか?
また、L-ドパの吸収率を下げる要因をご存じですか?
L-ドパとは、パーキンソン病で服薬するお薬である、マドパー、ドパコール、メネシット、イーシードパールなどレポドパ製剤に含まれています。
今回は、タンパク質とL-ドパの関係や吸収率の低下要因について見ていきましょう!!
L-ドパとタンパク質はどちらもアミノ酸です。
どちらも同じトランスポーターを介して吸収されます。
ですので、L-ドパとタンパク質を一緒に摂取すると、どちらとも吸収率が下がります。
L-ドパを服薬している方の運動の日内変動には、L-ドパの吸収障害が関与している場合があります。
吸収を妨げる要因
・胃酸の濃度低下
・胃内の大量の食物残留
・胃排出時間の延長
・タンパク質との同時摂取
L-ドパの吸収をよくする
・錠剤の粉砕
・空腹時での服薬
・レモン水などの酸性飲料との服薬
L-ドパの吸収を悪くする要因
・消化の悪い食事(胃内停滞時間の長い脂質の多い食事や硬い食品など)の後の服薬
・抑散薬や牛乳との同時摂取
・消化管の運動低下を引き起こす薬剤
今回は、タンパク質とL-ドパの関係について見ていきました。
パーキンソン病にとって、タンパク質もL-ドパもどちらも大切です。
食事の仕方など、工夫して過ごしましょう。
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