テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)って?

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)をご存じですか?

 

今回は、このスポーツの名前がついている症状について見ていきましょう。

 

 

テニス肘について見ていきましょう

テニス肘とは、上腕骨外側上顆炎の事を言います。手首を上に起こしたり、指を伸ばしたりするときに肘の外側に痛みが出ます。

日常生活動作としては、例えば物を掴んで持ち上げる、ペットボトルの蓋の開閉、タオルを絞る、キーボードを打つ、草引きをするなどで痛みを感じます。

安静時には痛みは少なく、動作時に痛みが出現する事が多いですが、症状がひどくなると、安静時にも痛みが出現するようになります。

テニスのバックハンドの動作で痛みが出てくることから、テニス肘と呼ばれています。また、テニスやバトミントンなどのラケット競技者に頻度が高い疾患です。

テニスをしていない方でも、腕を頻繁に使う方にも起こる症状です。

 

診断

トーマステスト

チェアーテスト

中指伸展テスト

これらのテストによって判断します。

治療

まずは保存療法にて経過観察します。主に注射、テニス肘用バンドなどによる固定を行い、ストレッチを中心としたリハビリも有効です。

保存療法でも改善がみられない際は、手術治療を行います。発症した方の10%程度です。

痛みが強く、日常生活やスポーツなどに支障が出る方が対象です。

内視鏡を用いた手術が多いです。術後はリハビリも必要です。

 

 

 

ゴルフ肘について見ていきましょう。

ゴルフ肘は上腕内側上顆炎のことを言います。手首を手のひら側に曲げたり、物を持って肘を曲げる力を入れた際に肘の内側に痛みが出ます。

テニス肘と同様で、物を掴んで持ち上げる、ペットボトルの蓋の開閉、タオルを手のひらを上に向けて絞る、草引きをする、ロープを引っ張るなどで痛みを感じます

安静時は痛みがないことが多いですが、症状がひどくなってくると安静時にも痛みが出ます。

 

ゴルフをしている人がなりやすいことから、ゴルフ肘と呼ばれています。

ゴルフをしていない人でも、腕をよく使う人がなることもあります。

 

診断

圧痛テスト

手関節屈曲テスト

これらのテストによって判断します。

 

治療

まずは保存療法にて経過観察します。主に注射、肘用バンドなどによる固定を行い、ストレッチを中心としたリハビリも有効です。

保存療法でも改善がみられない際は、手術治療を行います。発症した方の10%程度です。

痛みが強く、日常生活やスポーツなどに支障が出る方が対象です。

内視鏡を用いた手術が多いです。術後はリハビリも必要です。

 

 

当施設は理学療法士がお一人様お一人様の状況や状態に合わせたプランを作成し、寄り添いながらリハビリをします。

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