パーキンソン病と認知症って?
パーキンソン病の認知機能障害についてご存じですか?
パーキンソン病を発症すると認知症リスクが上がります。
今回は、パーキンソン病と認知症の関係について見ていきましょう。
パーキンソン病の方はパーキンソン病でない人と比べて、4~6倍認知症になりやすいと言われています。
パーキンソン病は身体が思うように動かないことから、家にこもりがちになります。活動時間が減少し、寝たきりのような状態になることで、認知症になるリスクが上がります。記憶障害や、理解力、判断力の低下を招き、パーキンソン病認知症を引き起こします。
パーキンソン病を発症して1年以上経過してから認知症が出た場合、パーキンソン病認知症と考えられます。
しかし、パーキンソン病を発症する前から、または発症1年以内なら、レビー小体型認知症である可能性が高いです。
症状
遂行機能障害
遂行機能障害とは、目的を達成するために順序立てて計画し、実行に移す一連の行動を言います。
ハプニングなどにより計画変更や、中止などの問題解決の判断も要します。
記憶障害
自身の体験した出来事や直近に見たものなどの記憶が抜け落ちてしまう症状です。
視空間認識や視覚構成能力障害
視力低下がないにも関わらず、視覚的に見える情報や空間認識する機能が弱くなる症状の事です。
複数の物を見た際に混乱して理解できなくなったり、同じ形に積み木を積むことができなくなったりします。
社会的な認知機能障害
一緒の場にいてる方が、不快なのか、喜んでいるのか、怖がっているのかがわからなくなってしまうことがあり、他人と人間関係を築く上で影響を及ぼします。
治療
脳へのアプローチすることが予防や進行を遅らせることにつながります。
レシピを見ながら調理したり、旅行の計画を立てて用意することもお勧めです。
また読み書き、計算ドリルなどの脳トレーニングや、記憶ゲーム等を行うのも効果的です。
したことのないスポーツや楽器演奏など、新しいことへ挑戦するなども良いかと思います。
パーキンソン病は進行度合いによって症状はさまざまです。
当施設では、理学療法士がお一人様お一人様の状況や状態に合わせた独自のメソッドを作成し、寄り添いながらリハビリをします。
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