パーキンソン病のリハビリって?その2
前回は、リラクゼーション、ストレッチ・柔軟、筋力強化運動のリハビリについて伝えさせていただきました。
今回は、以下についてお伝えさせていただきますね。
■生活動作練習
■構音・嚥下練習
■歩行訓練
生活動作練習
1日の中で動けない、または動きにくい時間帯もありませんか。自分で無理なくできる時間帯に、できる範囲で生活動作の練習を行ってください。
家庭で行う生活動作訓練の一つとして、字を書く練習があります。
文字が小さくなってしまう症状がみられる場合は一文字一文字を意識し、大きな字を書くように意識しながら文字の練習をしましょう。
構音・嚥下練習
構音障害とは、ことばを正確に発音することができなくなったり、他の語音に置き変わってしまう障害です。
またこれらは、動作緩慢や筋固縮によっておこる症状の一つです。
筋固縮が原因で、声が小さい・抑揚が乏しいなどの症状がみられることもあります。
嚥下障害とは、食べ物を上手に呑み込めない状態のことです。
筋固縮により嚥下障害を起こすと、むせやすくなり食事をとることが難しくなります。そのため、嚥下障害が引き起こされると食事が進まなくなったり、食べ物がのどに詰まって窒息する恐れや、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまったりします。
構音・嚥下障害に対するリハビリは次の通りです。
- 呼吸筋の強化運動
- 構音練習
- 嚥下検査・嚥下訓練
- 発声練習
発声を行うときは、まず呼吸をしながら胸を広げます。その後、背中を伸ばして大きく息を吐くと同時に声を出します。
この一連の動作は、構音・嚥下練習のみならず前傾姿勢の予防・改善にもつながります。
歩行訓練
自宅でできる簡単なリハビリの一つに歩行訓練があります。
歩行訓練を行うときは、大きく足を踏み出し、かかとから地面を踏みしめて歩くことを意識してください。前傾姿勢になると転倒や歩行障害が現れやすくなるため、歩行時にはしっかりと体を起こすように意識してください。
また、付き添いの方は「1、2、1、2、」などの掛け声をして歩きやすいようにサポートしてみてください。
一日の中でも症状の変動によってできない時間帯があることもあります。
一人でできる内容もありますが、ご家族とご一緒に行うのが理想的です。
リハビリでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
当施設では、理学療法士がお一人様お一人様の状況や状態に合わせたプランを作成し、寄り添いながらリハビリをします。
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浅井整形外科リハビリセンター
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