半側空間無視って?

半側空間無視をご存じですか?

 

脳梗塞や脳出血にて起こる症状の一つです。

 

今回は、半側空間無視についてみていきましょう。

 

 

 

右半球の脳が損傷すると左側に運動症状が出現し、左半球の脳が損傷すると右側に症状が出現することが多いです。

脳卒中後の半側空間無視の発生率は、右脳卒中患者の80%以上であると報告されており、左脳卒中患者は43.5%で少ないですが認めらています。

半側空間無視は通常、右頭頂部(頭頂連合野)の損傷によって生じます。

右頭頂葉の障害では、右側の空間への注意は左頭頂葉にて維持されるのですが、左側の空間に対しては注意が欠如してしまいます。

 

 

半側空間無視は見えているけど、認識できていない状態のことを言います。

 

症状

・片側ばかり向いている。

・車いすや歩行などで移動している際に、片側によくぶつかる。

・食事の際に片側にあるものに気が付かず、食べずに終わる。

・顔が片側にばかり向いている。

・無視側の部屋や建物を見落として、通り過ぎる。

・無視側の髭の剃り残しが多い。

 

リハビリ

半側空間無視は無視側に注意を向け、意識的に無視側を見るリハビリが必要です。

注意を向けることで、日常生活の安全を保てるようになります。

 

半側空間無視には、全体の無視側の全体が欠如してしまう症状(図①)、一つ一つの物の無視側の認識が欠如してしまう症状(図②)など様々です。

わかりやすく、食事にて説明すると、以下になります。

 

 

このように、半側空間無視はお一人様お一人様によって症状は違います。

浅井整形外科リハビリセンターでは、リハビリは、お一人様お一人様の身体の具合や症状に合わせてプランをたて、それぞれの方に合ったものを行うのが大切と考えます。

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当リハビリセンターは、急性期病院や保険外医療で経験を積んだ国家資格を有する理学療法士が個別にてリハビリを提供しています。

若くして脳梗塞になられた方、脳梗塞10数年目の方など、幅広い年齢層の方にご利用いただいております。
また、現在のお身体の状況を維持するリハビリではなく、復職、趣味の再開、旅行、スポーツ、お一人様お一人様の様々なニーズに合わせて個別プランを作成し、リハビリを提供しています。

 

 

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