糖尿病って?
糖尿病をご存じですか?
当施設利用者の脳卒中罹患者の多くが糖尿病を患っております。
今回は、糖尿病についてみていきましょう。
糖尿病になると、体内のインスリンの生成や使い方に問題が起きます。
摂取した食物エネルギーを正常に代謝できなくなり、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまいます。
糖尿病と言いますが、糖が尿に出るのは、血糖値がおよそ170mg/dlになってからだそうです。
糖尿病の検査は、尿に糖が出ないので血糖検査が必要です。
糖尿病は大きく分けて2つあります。
1型糖尿病と2型糖尿病です。
■1型糖尿病
糖尿病患者のうち10人に1人もいないと言われています。
膵臓で作られるインスリンが全く分泌されなくなり、インスリンを体外から補給しないと生命に関わるため、注射でインスリンを補わなければならなくなります。
発症するのは、子供や若い人に多く、突然あらわれます。発症すぐは、風邪症状に近い症状がでます。その後、頻尿、のどが良く乾く、急に痩せる、疲れやすくなるなどの症状が出ます。
原因は正確にはわかっていません。
■2型糖尿病
糖尿病患者のうちほとんどが、この2型糖尿病です。40歳を過ぎてから発症することが多いです。
膵臓はインスリンをつくりますが、量が十分でなかったり(インスリン分泌低下)、作られたインスリンが十分作用しない(インスリン抵抗性)のが2型糖尿病です。
糖尿病になる原因は様々あります。遺伝的な影響に加えて、食生活、運動不足、肥満などの環境因子との組み合わせで起こると言われています。
全ての2型糖尿病の方が生活習慣に問題があるわけではありませんが、食事や運動などの見直しにより、血糖値をコントロールすることが大切になってきます。
糖尿病は合併症を起こす原因にもなります。
糖尿病三大合併症
- 糖尿病網膜症(最悪の場合は失明します)
- 糖尿病腎症(腎不全になると人工透析が必要になります)
- 糖尿病神経障害(下痢、便秘、筋力低下、下肢疼痛、しびれ、はきけ、胃もたれ、失禁、たちくらみなど)
があります。
糖尿病によって起こる大血管症の例
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 下肢閉塞性動脈硬化症(歩けなくなり、最悪の場合は足が腐って切断になります)
治療
糖尿病は食事療法、運動療法、薬物治療が一般的です。
糖尿病は一生付き合っていかなければならない病気です。
きちんと対処し続けることで血糖を良好にコントロールすれば、いつも通りの生活を続けられます。
空腹時血糖値:110mg/dl未満
食後2時間血糖値:140mg/dl未満
これらを目標に血糖コントロールをしましょう。
浅井整形外科リハビリセンターでは、脳卒中(脳梗塞や脳出血など)、パーキンソン病、整形疾患の方から幅広くご利用いただいており、お一人様お一人様に合わせたプランを作成し、リハビリを提供してます。
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