脳幹(橋)出血って?
脳幹(橋)出血をご存じですか?
脳出血は脳の出血する部位によって分けられます。
・被殻出血 ☝詳しくはこちら
・視床出血 ☝詳しくはこちら
・脳幹(橋)出血
・小脳出血
・皮質下出血
今回は脳幹出血について一緒に見ていきましょう。
脳出血、被殻出血、視床出血、皮質下出血の際にもお伝えしましたが、脳出血は脳内における血管が何らかの原因で裂けて、脳組織内に出血することです。前触れもなく、突然起こります。
脳幹(橋)出血は脳出血の中の1割程度でみられます。
脳幹は小さな脳ですが、呼吸や血圧などの生命活動の基本となる
とても大切な役割をしている機能が多く詰まっています。小さな出血でも、大きな後遺症が残ってしまいます。
脳幹は、中脳・橋・延髄の3つに分けられます。脳幹出血は主に橋で起こります。
主な原因は高血圧です。また海綿状血管腫などの血管奇形が原因になることもあります。
高血圧は、血管を徐々にもろくしてしまい、動脈硬化になってしまいます。動脈硬化がある血管は、ふとした瞬間に破れやすくなってしまいます。
症状
脳幹出血を起こすと、吐き気やめまい、激しい頭痛が突然現れます。
脳幹部には、生命活動を送る上で重要な神経が集中しています。脳幹出血が生じると、経過が重篤になることが多いです。
出血量によって症状は変わりますが、出血量が多いと、意識消失や呼吸停止など、命に関わることもあります。
また、運動麻痺や感覚麻痺、眼球運動障害、嚥下障害、構音障害などがおこる場合もあります。
診断
CT撮影にて診断されます。
治療
脳幹は脳の奥の方にあります。多くの神経が混在しているため、手術することは困難です。そのため、保存療法が基本的に行われます。
保存療法では、呼吸管理・血圧コントロール・服薬治療が主です。
再発予防も重要になってきます。
脳幹出血は再発しやすく、再発すると一度目よりも重い症状が出やすい傾向があります。
脳幹出血の後遺症は多岐にわたります。そのため様々な症状があります。
脳幹出血は、お一人様お一人様症状が違います。
そのため、リハビリはその方に合ったプランを作成し、実施することが重要です。
当施設では、理学療法士がお一人様お一人様の状況や状態に合わせたプランを作成し、寄り添いながらリハビリをします。
リハビリに関することでお困りの方、体験リハビリをご希望の方は是非ご連絡ください。
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