高次脳機能障害って?

高次脳機能障害って??

 

高次脳機能障害をご存じですか?

 

脳卒中などで、脳に障害を受けることにより、認知機能や記憶機能、言語機能などが低下することです。

高次脳機能障害には、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害、記憶障害などがあります。

それぞれ、どんな症状やリハビリの仕方ががあるのか、簡単に紹介いたします。

 

①注意障害は、集中力が持続せず、無意識に他のことに気を取られてしまう症状の事です。そのため、2つの事を一度にできない状態です。
 例えば、食事中にテレビやラジオなどが流れていると一切食事ができない状態になってしまいます。
 食事の際にはテレビなどを消したり、注意散漫になるようなものは排除して集中できる環境を整えます。
 注意力を保つ訓練として、パズルやゲームを使って集中力を鍛える方法もあります。

 

➁遂行障害は、内容を整理し、計画し、処理をするという一連の動作が難しくなることです。予定を立てて行動することが難しくなる症状の事です。
 例えば、予定の時間に遅れてしまったり、なにかするときにどこから手を付けていいのかわからなくなってしまいます。
 予定通り動けるようにタイマーやアラームを活用します。家事などは手順マニュアルを作ったりすると行いやすくなります。また、計画の立案に無理がないか等、ご家族が確認することが必要となります。



③社会的行動障害には、感情をコントロールすることが難しくなる症状の事です。
 例えば、急に怒り出したり、泣き出したり、場違いな場で笑い出したり、気持ちが落ち込んで、引きこもってしまうこともあります。また、思い通りにならないと、暴力を振るったりすることもあります。
 感情のコントロールができず爆発したら、まずは落ち着かせましょう。落ち着いた状態になってから、何が嫌だったかなどの原因の聞きましょう。聞き役に徹することが大切です。そのうえで、次にこのような場面に直面したら、どう対処するか予防策を考えます。

④記憶障害は、少し前のことを忘れてしまったり、新しいことを覚えることが難しくなる症状の事です。
 約束を守れない。物を置いた場所を忘れてしまう。何度も同じことを言ったり、同じ質問をする。などがあります。
 忘れないようにメモをして渡す、日常生活の事も細かくメモしたり写真を撮ったりすることを指導していくことで、書く・見るという二段階で印象付けられやすくなり、生活がしやすくなります。
 復唱や同じ質問を繰り返し行う「反復訓練」簡単な数字や記号などを覚える「記憶訓練」もあります。

 

症状が重複していることが多く、個人差があり、お一人お一人の状態は異なります。事故や病気の受傷直後ではなく、退院後何年かしてから現れる事もあります。

会話や筆記、計算に加え、日常的な活動ができなくなることもありますが、リハビリを行うことで症状が改善したり、進行を遅らせることが可能になるといわれています。

 

脳梗塞のリハビリでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

当施設では、理学療法士がお一人様お一人様の状況や状態に合わせたプランを作成し、寄り添いながらリハビリをします。

駐車場も完備しております。

 

体験リハビリも実施しております。まずはお気軽にご連絡ください。

 

浅井整形外科リハビリセンター  

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